スペインからのお便り

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スペインの社会事情あれこれ

医療費は全額無料で、ちなみに産休は4ヶ月間もあります。
年金は30年勤続後、現役の給料と同額が毎月支払われますが、そのせいか余り貯金を心配していないようです。
しかしながら、特別な補助金プランを事前に手配しない場合には、死亡後の残された配偶者には全く支払われません。
「年金は本人と共に死亡する」といわれる所以です。
その為夫が死亡後子供の一人と同居を余儀なくされるケースがあります。
知り合いのアナマリアは男兄弟〔その嫁〕が介護負担をし、仕事をしている彼女は経済負担を強いられているとのことでした。
それでも、親をたらい回しするのは避けられない状態だそうです。
最近は女性もキャリアを求めて働くことが多くなり、将来親を自宅介護するのが益々難しくなってきています。
ここでも、嫁姑の問題は日本と同じだそうです。
地域性はありますが、食事は多分に脂肪分の多いもので、50代で脳溢血や心臓発作で急死する人がかなりいます。
昨日まで元気だったのに・・・という具合です。
若い頃はスタイルが良く羨ましい限りですが、女性は40代からぶくぶく肥り始め、50代ではみな樽スタイルです。

ここに来て初めて知った労働休暇?に「バハ」というのがあります。
これは18ヶ月間の有給休暇です。
これに応募するのにはそれ相当の理由が必要ですが、袖の下を使うと簡単に手に入ります。
医師に偽診断書を書いてもらって、病欠にする場合が大半ですが、土地柄単なる怠けとか上司に対しての報復手段に訴えての場合も有ります。
これには制限がないらしく、18ヵ月後、何日間か労働後、18ヶ月の再バハ入りすることも可能だそうです。
しかも、バハは延長も可能で、バハ中に年休も使えます。
この為、基地のアメリカ人から相当な顰蹙と反感を買っています。
日本では考えも着かない夢のような制度です。上には上があるの例えどおり、イタリアには更に上手を行く制度があるそうです。
これがスペインが西側から立ち遅れ、ヨーロッパの発展途上国になった理由かもしれません。
同時にスペインはヨーロッパ内で最も時間にルーズな国のひとつとでもあることから、15から30分程度待たされることは珍しくありませんので、待たされても良いような場所とか、本などの時間をつぶすことのできるものを持っていくことにしています。
スペインで時間通りに始まるのは闘牛とサッカーの試合、劇場でのショーだけともよく言われます。
当然、電車やバスの時間についても公式に発行されている時刻表に対して優柔性がありすぎるのですが、最も深刻なのは役所のお役所仕事と共産圏時代の公営産業です。
遅れや対応の悪さはエネルギー、設備、電話、建設業界、その他公の書類を必要とするものについては非常に顕著で、風土病のように染み付いています。
この良い例にイベリア航空があります。
ここのサービス、特に手荷物紛失は世界的に有名で、これに対しての苦情その他は言うだけ無駄です。
manana(明日)精神がこれらの民間の企業と政府関係の組織を比較した際の、公の期間の怠惰さや融通の利かなさの根底に潜んでいることは否定できません。
多くのスペイン人がこれらの未だに改善されていない公の組織や仕組みに、非常に不快感を覚えているのが事実です。
とはいっても、愚痴ることは余りなく、諦めるか辛抱強く待ちます。
これも共産圏の名残でしょうか。
パーティーや社交上の集まりにおいては予定時間に始まることはほとんどない、と考えて間違いありません。
そのため、実際には何時に到着する必要があるのかを尋ねることは、失礼なこととはみなされません。
そして、大抵の場合は予定時間から30分後程度を目安にしておけば大丈夫です。
つまり、時間とは単なる目安か予定であって、各自の都合に合わせての変更は日常茶飯時なのです。
老若男女共に無類のお喋り(噂好き)で、聞き手が居れば何時間でも喋り続けます。
時間、場所の如何は問題ではありません。
何年も前の話ですが、主人の部下の一人に自宅のクリスマスパーティーに招かれたことがありました。
21時という遅い(ココでは普通の)時間に始まり、午前2時ごろに眠気がさしてきたので、帰宅したのですが、彼らは延々とお昼まで話を続けたそうです。
話題には事欠かないし、こんなことは珍しくありません。
狭い市町村では全員が知り合いで、ということは事情を知り尽くしている、と言ったほうが良いのかもしれませんが・・。

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